世の中が動き始めました。
昨日は中小企業金融円滑化法をご紹介しましたが、この法律が本日で終了すると
金融機関から借入金の元金返済を猶予してもらっていた企業は、その返済を再び
始めなければならなくなります。
返済を猶予してもらっていた期間に業績の回復ができていれば問題ありませんが
そうでなければ厳しい経営下にさらされることは必至です。
円滑化法の施行日である平成21年12月4日(金)から平成24年9月30日(日)までの
利用事業者数を見てみると、ナナなんと3,437,155事業者。
中小企業全体の数が420万社ほどなので81.8%ほど。
スゲ〜。
http://www.fsa.go.jp/news/24/ginkou/20121130-3/01.pdf
なんてね。さすがにそれは多すぎます。
融資を受けている金融機関が複数にわたったり、何度も条件変更した先もあり、
3,437,155というのは複数回カウントされての数字でしょう。
実際は420万社のうちの1割ほどが利用しているという話です。
それでも多い数ですが、それらの企業の中から、かなり倒産する事業者が出るか!
といいますと、どうやら当初の予想よりは倒産数はだいぶ減るような感じになってきました。
円滑化法終了後も、急速に事業者に対する対応を変えないよう、関係省庁から
要請があったり、その他の施策を講じて少しでも多くの事業者を救おうとしています。
ただ、それでもある程度の倒産は予想されるのでしょう。
あす以降の動向に注目です。
などと言っているうちに名古屋駅到着。
今日の名古屋もなんちゅういい天気じゃ。
大量倒産到来か?編はここまで。
次回、経営改善計画編もお楽しみに。
Thank you.
see you again.
