平成24年10月21日(日)に行われた2012中小企業診断士試験の2次試験に
挑んだ模様を引き続きお届けします。
今日より事例Uの試験問題を振ります。
事例のUはマーケティング・流通に関する問題です。
登場した会社は以下の通り。
B酒造(B社)は地方都市のX市にある芋焼酎を専門とする酒造メーカーである
(資本金2,000万円、パートを含む従業員数20名)。
B社は1899年(明治32年)に現会長の曾祖父が創業し、経営は同族間で引き継がれ
現在は4代目が会長、5代目が社長に就任している。
創業以来、陶器製カメを用いた伝統的製法にこだわった焼酎造りを続けている。
そして問題です。
第2問(配点30点)
B社は提携によって新たな販路を獲得し、経営再建を成し遂げた。一方、この提携
は提携先の企業にとってもメリットがあったために成功したといえる。B社の提携先
の企業にとってのメリットについて次の設問に答えよ。
(設問1)
B社が行った垂直的な提携は、提携先企業にとってどのようなメリットがあった
と考えられるか。100字以内で答えよ。
(設問2)
B社が行った水平的な提携は、提携先企業にとってどのようなメリットがあった
と考えられるか。100字以内で答えよ。
B社は過去に一度経営不振に陥ったが、何がしかで再建に成功した。
それは、他社との垂直的な提携と水平的な提携が成功したからです。
この問題を解く上でのキーワードは『垂直的』と『水平的』です。
B社は『酒造』なので酒を造る製造業です。
製品は以下の様に川上から川下へと市場に流れます。
製品(B酒造)
↓
卸売
↓
小売
↓
消費者
ゆえに、垂直的な提携は卸売業者や小売業者との提携がうまくいった。
水平的な提携は他の酒造業者との提携がうまいくいった。
という回答で大まか得点できます。
第2問は上出来でした。
Thank you.
see you again.
