平成24年10月21日(日)に行われた2012中小企業診断士試験の2次試験に
挑んだ模様を引き続きお届けします。
今日も事例Uの試験問題を振ります。
事例のUはマーケティング・流通に関する問題です。
そしてこの事例Uで今回の中小企業診断士試験2次試験の結果を左右するような問題が出ました。
では問題です。
第3問(配点30点)
B社が取り組んだコーズリレーテッド・マーケティングについて、次の設問に答えよ。
(設問1)
B社が行ったコーズリレーテッド・マーケティングの概要を80字以内で整理せよ。
(設問2)
B社の売上は、コーズリレーテッド・マーケティングの効果により再び拡大しつ
つある。コーズリレーテッド・マーケティングが、B社の売上拡大に結びついた理
由を考察し、80字以内で答えよ。
そうです。文中に登場する『コーズリレーテッド・マーケティング』の意味が
わからず第3問は全滅。
第4問にも関連しますので第4問も失えばこちらも配点30点で足切りラインの
40%から転げ落ち(第1問、第2問で満点は望めません。)事例Uで絶望でした。
幸い、解答速報を確認すると、第4問は思ったよりも上手く書けていましたので、
かろうじて首の皮一枚つながりました。
では『コーズリレーテッド・マーケティング』とは?
社会奉仕活動を通じて企業のイメージアップを図り、将来の利益獲得を狙おう!
というものです。
『メセナ』とは、企業が資金提供して文化、芸術活動を支援すること
『フィランソロピー』とは、個人や企業による社会貢献活動や、寄付行為
ここまではテキストに有りました。
企業が行う活動はこれらの行為をしても【利益獲得】が最終的な目標であり
利益を追求してこそ企業本来の姿勢です。
過去問に似たような問題がありましたが、その時には『コーズリレーテッド・マーケティング』
なる言葉は登場しませんでした。
後で振り返れば試験問題の構成から題意に気づいても良さそうでした。
しかし、緊張の中の本試験ではそこまで頭が回らず。
言葉の意味さえわかれば十分に及第点は取れました。
事例V以降の出来に希望をつなぐしかありません。そう、闘いはつづく。
Thank you.
see you again.
