引き続きVIVA国際ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦いをご紹介いたします。
本日はディスカウント債の計算方法のご紹介です。
国税庁のホームページに以下の計算方法の記載があります。
(一般の皆様には難しいです。)
ディスカウント債は割引価格で発行され、償還日までは証券会社が算出した指数によって
債券価格が上下するものの、償還日には額面で償還され、額面に対して利息がつくことから、
次の算式によって評価します。
債券の評価額=発行価額+既経過償還差益+既経過利息(源泉所得税相当額控除後)
ただし、課税時期における指数の下落を考慮する必要があるので、
課税時期現在の予想売却価格が、上記算式により計算した価額を下回る場合は、
予想売却価格によって評価して差し支えありません。
まずピンクの算式の説明です。
・購入時の価格:620豪ドル
・額面金額:1,000豪ドル
・発行日から償還日までの日数:10年
・発行日から相続開始日までの日数:200日
・保有日数:200日
・利率:年0.50%
・相続開始日の豪ドル相場:1豪ドル80円
上記の条件なら
620豪ドル+(1,000豪ドル―620豪ドル)×200日/3,650日
+1,000豪ドル(額面金額)×0.50%×200日/365日×(1−0.2)
=643.01369豪ドル
643.01369豪ドル×80円=51,441円
なお、×(1−0.2)の式は、利息から20%の源泉所得税を控除しています。
しかし、算式の後の記述に但し書きがありますので
上記の金額より『予想売却価格』が安ければそちらを選択してもいいことになります。
本日も文章が長くなりましたので、続きは明日。
ディスカウント債の計算編はここまで。
次回、予想売却価格編もお楽しみに。
Thank you.
see you again.
