引き続き、平成25年8月25日(日)に早月尾根に挑んだ模様をお届けいたします。
現在の位置は、標高2,750m付近!
この雄大な景色の見える地点で今回は登頂断念といたしましょう。
それでも馬場島の登山口で標高760mほどなので2,000m近くは登ってきました。
良くやったということで。
時間的にも午前4時30分近くから始まりすでに正午も間近。
都合7時間半登ってもまだ頂上に到達しない凄まじさ。
早月尾根。このコースの凄さを実感しております。
そして、早月尾根を制覇して頂上までたどり着いた時の感動はどこまでのものか…。
今回は到底計り知れませんが、時間的にも体力的にももう限界。
下から雲が湧いてきたのもさることながら、ここから始まる標高差2,000mの下り。
想像もつかない闘いがまだ残っています。
ここで引き返すのが正しい判断でしょう。
では下山開始。時刻はちょうど正午くらい。不思議と悔いはなかった。
登り以上に慎重さが求められる下り。それでもさすがに下りは早い。
登りの際、必死で越えたいくつものピークをスススッ、と下っていきます。
そしてなぜか登りの時に急に感じた傾斜も下りの時はさほど怖く感じませんでした。
お名残惜しい。
しかし、早月尾根はずっとここで登山者の挑戦を待っていることでしょう。
立山もそうですが、午後からいつも2,000m付近に雲が湧いてくるような感じがします。
それでも天気自体は良さそうですね。
小窓尾根のギザギザよ、また来るぜ!
などとつぶやきながらもスイスイ下ると。
意外に早く標高2,600m標識地点に到着。
コースより少し上にぽっかりと丸い空間があるのは2,614mピークです。
標高2,600m標識の場所で午後0時23分。
コンデジの標高も近付いてきました。
それにしてもこの1.6kmがものすごく長かった。ここまでの登り自体でかなり削られましたか。
逆に下りは早月小屋まで近そう。少し飛ばしていきましょう。
などとまたまたつぶやいているうちに早月小屋が見えてきました。
小屋が見えたことでさらにスピードが上がります。が、これがまずかった。
早月尾根の下り。それがどんなものかこの時点ではまだ理解していなかったのです。
それにしてもど〜ですか、この景色。
さすが、北アルプス!
登頂断念!編はここまで。
次回、Never ending 下山編もお楽しみに。
Thank you.
see you again.
