引き続き、平成25年9月23日(月)に挑んだ剱岳登頂プロジェクトの模様を
お伝えいたします。
現在の位置は、前回アタック時に登頂断念した標高2,750mを通過したところ!
上から下山してくる方が徐々に増えてきます。早月小屋で一泊とまりの方でしょうか。
再び登坂を始めます。3名いるその先に1名、登山者が見えます。
まずはあそこを目標にがんばりましょう。
それにしてもかなりきつくなってきました。小刻みな休憩が増えています。
もう残り200mほど登れば頂上。気合!気合!です。
などといつもとは違い、つぶやきでなく苦し紛れに声に出てしまいながらぶつぶつ言っていると、
標高2,800mプレートに到着。これが最後のプレートです。
標高2,800mプレートでの時刻は、午前9時41分。
標高2,600mプレートからは59分。もちろん前回のこの区間タイムはありません。
かなりきつい区間でした。1時間かかりましたね。それでもここまでこれて感動。
表情にも笑みが。コンデジのGPSもバッチリ。
残り0.7km。この先に何が待ち受けているのでしょうか。
期待と不安が入り混じる中、再び登坂を開始します。
雲が出始め早月小屋はもう見えません。
うまくいけば馬場島荘の赤い屋根が見えるのではと思っていましたが、残念。
次はこの岩峰を越えていきます。まだここらは怖くありません。
が、とにかくこの辺はきつかった。ほんとに休み休みでした。
それでも下から若い兄ちゃんが気合を発しながら登ってきます。
くぅ〜、もっと早い時から登山の楽しさに気づいていれば…
と、嘆いていても始まりません。
前を行く登山者に離されないよう歯を食いしばり登ります。
そう、上へ!上へ!
剱岳、その聖なる頂へ!
高度感も徐々に増してきていますが、思ったほど怖くはないです。
コース自体はしっかりついているので、無理しなければ初心者でも問題ないはず。
晴れていれば素晴らしい景色だったはず。ここへ来て更に雲が増えたような気配。
写真で見える登山者は下山されている方々ですな。
そしていよいよ危険ゾーンに突入です。
このすさまじい岩の塊。
そう、もう紫色の円の中に入っています。

早月尾根核心部、突入!
残り0.7kmの世界編はここまで。
次回、VS獅子頭編もお楽しみに。
Thank you.
see you again.
