2013年01月12日

MSトルコ・リラ建ステップアップ債券軍団との戦い:相続税法の時価編

Hello,everyone. I am Love Earth モーリー。

引き続きMSトルコ・リラ建ステップアップ債券軍団との戦いをご紹介いたします。

本日は相続税法の時価について確認してみます。


相続税の計算は被相続人様がお亡くなりになられた時点で
どれだけ財産をもっていて、それがどれだけの金額になるのか
評価するところが重要になります。

そして、その評価方法が財産評価基本通達で決められてはいるのですが、
基本的にはお亡くなりになられた日の時価で評価するのが本来は一番正しいと思います。


相続税法でもそう謳っています。

(評価の原則)
第二十二条  この章で特別の定めのあるものを除くほか、相続、遺贈又は贈与により取得した財産の
価額は、当該財産の取得の時における時価により、当該財産の価額から控除すべき債務の金額は、そ
の時の現況による。



そうです。時価⇒売ったらいくら


財産評価基本通達では時価とは斯様(かよう)なものと記載しています。


(評価の原則)
1 財産の評価については、次による。(平3課評2−4外改正)

(1) 評価単位
 財産の価額は、第2章以下に定める評価単位ごとに評価する。

(2) 時価の意義
 財産の価額は、時価によるものとし、時価とは、課税時期(相続、遺贈若しくは贈与により財産を
取得した日若しくは相続税法の規定により相続、遺贈若しくは贈与により取得したものとみなされた
財産のその取得の日又は地価税法第2条《定義》第4号に規定する課税時期をいう。以下同じ。)に
おいて、それぞれの財産の現況に応じ、不特定多数の当事者間で自由な取引が行われる場合に
通常成立すると認められる価額をいい、その価額は、この通達の定めによって評価した価額による。

(3) 財産の評価
 財産の評価に当たっては、その財産の価額に影響を及ぼすべきすべての事情を考慮する。



昨日のブログでご紹介した証券会社が発行した残高証明書に記載の時価も
証券会社で売り買いするためのれっきとした時価です。



一般の皆様にはなかなか難しい内容が続きますが、
あす、いよいよモーリーが選択した評価方法をご紹介いたします。



相続税法の時価編はここまで。

次回、決断の時、来る編もお楽しみに。


Thank you.
see you again.ぴかぴか(新しい)


posted by Love Earth モーリー at 17:17| Comment(0) | 財産評価

2013年01月11日

MSトルコ・リラ建ステップアップ債券軍団との戦い:時価ってな〜に?編

Hello,everyone. I am Love Earth モーリー。

引き続きMSトルコ・リラ建ステップアップ債券軍団との戦いをご紹介いたします。

本日は時価について確認してみます。


時価と一口にいってもいろいろありますが、
まずは証券会社の残高証明書に記載があった時価について考えてみます。

平成24年12月22日(土)の記事から資料を引用します。
P1020236.jpg

評価単価32.5325円と言うのが債券一口当たりの時価です。

しかし、今までご紹介しましたようにこの金額は証券市場に公開されている
時価ではありません。

では、どこから出て来たのでしょう。

たぶんこの商品を取り扱っている証券会社での店頭販売価額だと思われます。
こちら様のサイトをご確認ください。
http://s10.kabu.co.jp/faq/qa.asp?qa=3132

注1:インターバンク・レート
   銀行間で形成される為替レートで、世界中の銀行が世界中の銀行を相手に、
   24時間、電話やインターネットなどを通じてやり取りし形成される為替レート。
   インターバンク・レートは一つではなく多数存在し、すべて1対1の相対で取引される。
   単純に為替取引に際し売主と買主間で決める相場のようです。

注2:スプレッド
   スプレッドとは売値と買値の差のこと。
   為替相場では取引の値が常に二つ同時に表示されています。
   例で言うと、1ドル=100円20−25銭と表示された場合、
   1万ドルを日本円にするには100万2千円が必要。
   逆に日本円を1万ドルにするには100万2千5百円が必要となります。
   スプレッドの差が大きい場合、その分だけ間接的に手数料を多く取られている
   ようなものなのです。


と、内容はかなり難しくなりましたが

証券市場に公開されている時価ではなく

販売する証券会社が決めた売値が残高証明書に記載してある評価額=時価

という認識で問題ないと考えています。

なので、外国債券を財産評価基本通達197−2、197−3で評価する場合
(1)や(2)を使って計算する選択肢はほぼ消えました。


本日より連載企画のタイトルをまた少し変えてみました。

『MS』はマイクロソフトさんではなく、モルガンスタンレーさんです。

長い企画になりましたが、もう3回ほどで終了の予定です。



時価ってな〜に?編はここまで。

次回、相続税法の時価編もお楽しみに。


Thank you.
see you again.ぴかぴか(新しい)


posted by Love Earth モーリー at 23:30| Comment(0) | 財産評価

2013年01月08日

国際ダイビング銀行豪ドル建債券軍団との戦い:売買参考統計値編

Hello,everyone. I am Love Earth モーリー。

引き続きグレートバリア国際ダイビング銀行豪ドル建債券軍団との戦いをご紹介いたします。

本日は売買参考統計値について今一度確認してみます。

日本の債券の売買参考統計値の調べ方は平成24年12月29日(土)のブログで紹介済み。

これと似たような市場が国外にも存在するかどうかが問題で、
存在すれば利付債や割引債は(2)の計算方法を採用する可能性が高まります。

NYダウやナスダックなどアメリカの証券市場は頭に浮かびますが
それだと財産評価基本通達197−2や197−3の(1)の範疇になると思いますが、
証券会社からの残高証明書に『非上場』との記載がありましたので(1)はありえません。

他に何かあるかと調べに調べて出てきたのがこちら。

ブルームバーグです。
http://www.bloomberg.co.jp/markets/stocks/futures.html

ここに今回の相続案件で登場した外国債券が登録されていれば
(2)の線が強くなるのですが…。


残念ながら調べ方自体分りません。

また、調べたとしても日本で言う売買参考統計値と似たものが公表されている
マーケットがあり、そこに外国債券が登録されていたとしても、それをもって

財産評価基本通達5−2

(国外財産の評価)
5−2 国外にある財産の価額についても、この通達に定める評価方法により評価することに留意する。
  なお、この通達の定めによって評価することができない財産については、この通達に定める評価方法
  に準 じて
、又は売買実例価額、精通者意見価格等を参酌して評価するものとする。
  (平12課評2−4外追加)



『準じて評価』までには該当しないのではないかと考えたからです。

表現の仕方が難しいですが。



結果的に、証券会社に聞けばわかると思うのですが確認はしないで

(2)の可能性も消去しました。


結局、最後に残った評価方法(3)の発行価額を使うことで
ほぼモーリーの決心もつきました。

では、証券会社の発行した残高証明書に記載の時価とは何だったのでしょう。



売買参考統計値編はここまで。

時価ってな〜に?編もお楽しみに。


Thank you.
see you again.ぴかぴか(新しい)


posted by Love Earth モーリー at 22:59| Comment(0) | 財産評価