2012年12月22日

ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦い:残高証明書編

Hello,everyone. I am Love Earth モーリー。

引き続きVIVA国際ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦いをご紹介いたします。

本日からいよいよ核心部となる利付債、割引債の相続税評価方法をご紹介します。

何回か前にも書きましたが、これら外国債の評価で頭を悩ませた原因は
被相続人様が利用していた証券会社が3社あり、3社の発行した残高証明書が
三社三様だったからです。


ご紹介できる範囲内で残高証明書を確認していきたいと思います。

A社が発行した残高証明書
P1020237.jpg


引き続き、B社が発行した残高証明書
P1020236.jpg

そして、B社の残高証明書の下部に以下の記述が
P1020239.JPG
丁寧に計算方法まで記載してくれています。
債券の計算方法に注目です。


この二社の発行した残高証明書を見比べて決定的な違いはどこにあるでしょうか。

一般の方には分りづらいですが

A社は発行価格

B社は時価    を使用している部分が決定的な違いです。


似たような銘柄の商品なので、一方は発行価格を使用し、
もう一方は時価を使用して財産評価額を計算するわけにはいきません。

どちらかに統一しなくては。


「けど、証券会社がそう記入しているのだからそのままの金額を使えばいいんじゃな〜い?」

このようなご意見もおありかと思いますが、A社の残高証明書には以下の記述が
P1020234.JPG

and (赤いアンダーライン部分に注目です。)
P1020238.jpg

残高証明書を利用して相続税の申告をするのはかまいませんが、
あとで何があっても…。


だから税理士の存在価値があるのです。


残高証明書編はここまで。

次回、国外財産編もお楽しみに。


Thank you.
see you again.ぴかぴか(新しい)


posted by Love Earth モーリー at 17:17| Comment(0) | 財産評価

2012年12月20日

ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦い:ディスカウント債まとめ編

Hello,everyone. I am Love Earth モーリー。

引き続きVIVA国際ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦いをご紹介いたします。

本日はディスカウント債の計算方法のまとめです。

何回かディスカウント債の説明が続きましたが、
すべて国税庁のホームページに掲載されています。

そして、そこには重要な表記がありました。

この表記のおかげでディスカウント債の計算は楽でした。その表記です。


【関係法令通達】
 財産評価基本通達 5、197−2(3)、197−3(3)



以下、解説。

まず、財産評価基本通達 5 です。

(評価方法の定めのない財産の評価)
5 この通達に評価方法の定めのない財産の価額は、この通達に定める評価方法に準じて評価する。



つまり、ディスカウント債券は財産評価基本通達にきっちりハマる条文がないので、
なにかに『準じて』計算してね。と言っています。

そのなにかが財産評価基本通達197−2(3)と197−3(3)です。


財産評価基本通達197−2(3)は利付債の計算方法、

財産評価基本通達197−3(3)は割引債の計算方法。

ともに12月13日(木)、12月14日(金)にてご紹介済み。


そして最大のポイントは、利付債にしろ割引債にしろ債券の銘柄により
3通りの計算方法がありますが、国税庁のホームページでは、はっきりと
(3) と表記してあるのです。ここがとにかくポイントです。

ハッキリ表記があるので迷うことはありません。


要するに、ディスカウント債以外の利付債と割引債は

(1) (2) (3) のどれを使用して計算すればいいのか!!!

ここが今回のシリーズの最大のテーマなのでした。



ディスカウント債まとめ編はここまで。

次回、残高証明書編もお楽しみに。


Thank you.
see you again.ぴかぴか(新しい)


posted by Love Earth モーリー at 17:36| Comment(0) | 財産評価

2012年12月19日

ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦い:予想売却価格編

Hello,everyone. I am Love Earth モーリー。

引き続きVIVA国際ヴァモス銀行ブラジル・レアル建債券軍団との戦いをご紹介いたします。

本日はディスカウント債の計算方法の続きで、
『予想売却価格』なるもののご紹介です。

ディスカウント債の相続財産価額は基本的には昨日ご紹介しました計算方法で
金額を求めればそれで終了ですが、その金額より『予想売却価格』を使って計算した金額の方が
安ければ『予想売却価格』を使って計算した金額を使えます。


予想売却価格を使用した場合の計算方法は以下の通りです。

○課税時期における予想売却価格

 (発行価額++既経過償還差益)× 課税時期における指数/100


昨日ご紹介した計算式と似ていますがポイントはもちろん課税時期における指数です。

これは「外貨発行国の国情・財務状況等を勘案して決まる。」ようです。

指数は証券会社が決めるようですが、モーリーは指数まで確認しませんでした。
それでも計算はできました。

課税時期における指数につきましては、また後日ご紹介いたします。



予想売却価格の計算に戻ります。

昨日の例題の金額で実際に計算してみます。ここで指数は95にします。

【昨日の例題】

・購入時の価格:620豪ドル

・額面金額:1,000豪ドル

・発行日から償還日までの日数:10年

・発行日から相続開始日までの日数:200日

・保有日数:200日

・利率:年0.50%

・相続開始日の豪ドル相場:1豪ドル80円


上記の条件なら
{620豪ドル+(1,000豪ドル―620豪ドル)×200日/3,650日}

 ×95/100

+1,000豪ドル(額面金額)×0.50%×200日/365日×(1−0.2)

=610.97260豪ドル

610.97260豪ドル×80円=48,877円

こちらの方が安くなるのでこの金額で申告します。


本日も文章が長くなりましたので、続きは明日。



予想売却価格編はここまで。

次回、ディスカウント債まとめ編もお楽しみに。


Thank you.
see you again.ぴかぴか(新しい)


posted by Love Earth モーリー at 18:15| Comment(0) | 財産評価